フランスの実態

パリ(フランス)で引ったくり・スリに遭わないために!対策方法まとめ




こんにちは、ペロンです。

 

パリ(フランス)は世界的にも有名な観光地で、多くの国から多くの方々が訪れます。

しかし特にパリでは、ほんっとうに引ったくり・スリが多い!

特に引ったくりやスリがかなり多く、観光客のみならず在住の人も被害に遭っています。

 

在仏日本大使館の公式HPに2018年の被害報告状況がまとめられていました。

◎2018年の被害報告は計497件で、約87%がスリ・置き引き被害であり、発生場所は
地下鉄車内・駅構内が約26%と一番多かったです。引き続き、十分ご注意ください。

(参照URL:邦人犯罪被害事例

私自身どれだけ軽犯罪の被害が多いか具体的に知らなかったのですが、調べてびっくりしてしまいました…

本当に悲しいですが、上記のデータの通り本当に被害が多いのですね…

 

またこれは、在仏日本大使館へ報告された事件だけがまとめられています。

もしかしたら大使館へ報告しない方もいるかもしれないので、被害はもっと多いかもしれません…

 

実際私の知人や友人も被害に遭っている方が居ますし、私自身もかなり気をつけています。

そんな私が気をつけていることやツイッターでの皆様のご意見をまとめてみました。




前提:自分だけは大丈夫と思わないで!

実によくあることなのですが、家族・友人に「パリで引ったくり・スリが多発しているから、~しないで」というとこんな返事をされることがあるのです…

家族・友人
家族・友人
このくらい大丈夫でしょ?だってフランスなんだから
家族・友人
家族・友人
え~そんな危なくないよ、大げさじゃない?
家族・友人
家族・友人
前パリに来たことあるけど、何も無かったよ?
家族・友人
家族・友人
旅行慣れているし、大丈夫!

 

等々…

何故か「フランス=先進国=安全・そんな犯罪あるわけない」と思われてしまうのです…

私も両親にこのように言われて、大喧嘩したことがあります。

本当に強く言いたいのですが、どんなことも、いつ、何が自分の身の起こるかわかりません。

「自分だけは絶対に大丈夫」なんてことはないのです。

 

せっかくフランスに旅行や長期滞在で来たからには、楽しく過ごしたいですよね?

誰も危険な目には遭いたくないし、悲しい思いをしたくないと思います。

 

でもここは日本ではないので、やはりそれなりに自己防衛が必要です!!!

「そんな身構えなくても大丈夫」「自分だけは平気よ」なんて思わず、必ず防犯対策をしましょう…




どんな人が引ったくり・スリをするのか?

老若男女、子供や赤ちゃんさえスリに利用されます。

 

特に子供や赤ちゃんがいると、何となく警戒心が緩みますよね…

そのスキにササッと取ってしまうのです。

 

見た目は普通、かわいい感じの女の子の集団などにも要注意です。

 

また、ヨボヨボの老人でさえ引ったくり・スリをします。

知人はまさに大きなポンチョを着た老婆にお財布を取られてしまいました。

 

正直どんな人も犯人になりかねないので、特にメトロでは自分の周りに居る人たちにかなり気をつけるクセがついてしまいました。

いつも自分の周りにどんな人がいるか確認しています。

 

というのも、フランスは貧富の差が激しい国…

もちろんどんな国にも貧富の差はありますが、フランスは上流層と下流層との差が物凄いのです。

フランスのイメージ通りの超富裕層が、お誕生日プレゼントにジェット機を買ってもらったりする一方、引ったくりやスリなどの軽犯罪で生計を立てている貧しい人たちもたくさんいます。

また、このような引ったくり・スリで生計を立てている人たちは本当にプロです。

正直目をつけられたら厄介です。

やたら身体を近づけてくる人には要注意、できるだけ早くその場を立ち去ってください!




引ったくり・スリに有効な防犯対策は?

不必要なものは持たない

フランスに旅行に来て、日本で使っているお財布をそのまま使っていませんか?

お財布に日本の免許証や保険証など、フランスで使わないものも入れっぱなしという方もいらっしゃると思います。

 

でもフランスで旅行するときは必要ないですよね。

もし盗まれてしまったら、再発行など面倒な手続きに手間うかもしれません。

ホテルや自宅で大切に保管して、不用品は持ち歩かないようにしましょう。

 

お財布を分けて持つ

これは私も普段やっていることなのですが、一つのお財布にカード・現金・滞在許可証など全部入れないようにしています。

私は現金を入れる小銭入れ・カードを入れと分けて持ち歩いています。

全てまとめておくと、盗まれてしまったときのダメージが大きいです…

 

できるだけ小分けに保管し、持ち歩くようにしましょう。

 

高価なお財布を使わない

フランスに来てつくづく思うのですが、こちらの人たちはあまりブランドのお財布などを使いません。

決してオシャレではないですが、ぼろぼろのポーチなどにお金を入れている人もいます。

ダサい・かっこ悪いと思いますが…幸い?お金持ちそうには見えないですよね。

一種の防犯になるのでは?と思いますw

 

以前メトロの券売機で日本人と思われる方が大きなルイヴィトンのお財布を使いながらチケットを買っているのを見たとき、全力で「気をつけて!」と言いたくなってしまいました。

どこで誰が見ているか分からず、その瞬間を見られてターゲットにされてしまうかもしれません。

高級品を使わないようにしましょう…

 

持ち物を常にぎゅっと持つ

バッグの中身をスられるのではなく、バッグごと取られてしまうことも十分ありえます。

バッグごと取られると元も子もないので、何としても避けたいものですよね。

 

バッグを持つ際は、持ち方にも十分気をつけましょう。

私は以前、「斜めがけのバッグを前にかけるなんてダサい!」と思っていましたが、回りの仏人たちも皆そうしています。

また、私は肩掛けのバッグを使うとき、取っ手部分をぎゅっと持っています。

いつ何があるかわからないので、しっかり警戒しておきましょう。

 

綺麗でお金を持っていそうな身なりで歩き回らない

フランス・特にパリというと、ファッションの最先端の土地のイメージがありますよね。

せっかく来たからにはおしゃれして観光したい気持ち、すごく分かります…

 

でもおしゃれして小奇麗な格好をしていると、狙われる可能性があります。

おしゃれできなくて残念ですが、犯罪に巻き込まれるよりマシだと思います…

 

また持ち物にも気をつけましょう。

ブランド品なんか持ってしまっていると…狙われる可能性大です。

取られてしまうと本当に悔しいですが、別になくなっても困らない程度のものを持ち歩きましょう。

 

メトロでスマートフォンをいじらない

多くの日本人の方がiPhoneを使用していますが、フランスではそうではありません。

高すぎる値段からか、あまりiPhoneを使っている人がいません。

なので、日本人の方がメトロでiPhone Xなどを堂々といじっている姿を見ると、ハラハラします…

パリのメトロは日本の電車・地下鉄のように電波が良いわけではなく、多くの場所で電波が通じません。

どうせ電波が通じないので、無理して使わないようにしましょう…

 

ドア付近に立ち止まらない

電車やメトロを使う際は、ドア付近で立ち止まらないようにしましょう。

もしかしたらドアが閉まる直前に荷物を取られて、そのまま逃げられるかもしれません…

在仏日本大使館にHPでもメトロでのスリ・引ったくりの犯罪率が高いと書いてありましたが、犯人はどこに潜んでいるかわかりません。

本当に油断大敵です。

 

できれば、メトロ・電車内のドア付近は避けましょう。

 

観光客オーラを出さない

観光客はやはり土地勘がないからか、ふわふわ歩いている印象があります。

ペロン
ペロン
私もまさに…他の国でふわふわ歩いている…

土地勘ない場所の旅行で観光客のオーラを出さないのは少し難しいですが、できるだけ地元民に馴染むようにしましょう。

歩くスピードを早くしたり、カメラを首に提げたままにしないようにしたり…

ちょっとした気遣いですが、ザ・観光客な雰囲気を出さないようにすると、ターゲットになりにくいかもしれません。

 

鈴やチェーンを使う

すごく良いアイデアだと思ったのですが、大切なものには鈴やチェーンをつけておきましょう。


鈴って独特な音だし、誰かが触るとすぐに音がするので分かりやすいですよね。

チェーンの使用も有効だと思います。

少しの気遣いですが、静かに・簡単に盗めない場合はスリ犯も諦めるかもしれません。

もし可能だったらこのような小道具も使いましょう。




被害にあっても抵抗しない

すごく重要なと思うのが、被害にあっても抵抗しないこと。

大切な自分の荷物を盗まれると本当に悔しいですよね。

でも彼らは盗みのプロ、もしかしたら何か反撃のための武器を持っているかもしれないです。

子供だからと思って追いかけると、親玉が待ち構えているかもしれません。

非常に危険です。

 

悔しいのはわかりますが、絶対に追わない、反撃しないようにしましょう…




その他引ったくり・スリの事例

暴力で脅す

何とも恐ろしいですが、殴ったり武器で脅して、物を盗む人も居るようです…

もうこうなると気をつけようがないですが、やはり質素で適当な服を着る、豪華な身なりで

出歩かないようにすることが重要だなぁと思います。

 

バッグをナイフで切られる

こちらも恐ろしいですが、バッグや持ち物をナイフで切り、盗むパターンもあります。

私の父も、以前パリのメトロで知らない間にズボンの後ろポケットをナイフで破かれ、中身を盗まれそうになりました。

幸いティッシュしか入れてなかったのですが…w

刃物を使うとは…本当に危ないし、怪我する可能性もあります。

なおさら彼らを追いかけたり、反撃しないほうが良いですね…




在仏日本大使館の公式には「フランスの安全情報」 がまとめてあり、ここで治安情報や過去の被害例などが見れます。

「自分も気をつけなければ」と戒めになりますし、目を通しておいて損はないと思うので、渡航前にチェックしておくと良いと思います。

 

ちゃんと気をつけさえすれば、パリ(フランス)は安全だと思います。

気をつけるべきことに留意して、安全で素敵なフランス旅行・滞在を楽しんでくださいね!

 

 

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