こんにちは、ペロンです。
配偶者ビザでフランスに入国した場合、1年目はOFIIと呼ばれる移民局で手続きをして、1年間の滞在許可をもらえます。
2年目以降の滞在許可の更新は、パリの警察署（Prefecture）にて滞在許可証（Titre de séjour）を申請する必要があります。
少し前ですが、無事に配偶者ビザから滞在許可証の切り替えを済ませたので、その時の体験談をまとめておきます。
但し注意して欲しいのが、このやり方やこのフローが必ずしも正解ではないです！
フランスのお役所仕事は、担当者によって求めることも違うし、本当に人それぞれです…
最新情報は必ずお役所に確認しましょう。
まずは申請の予約をしよう
申請の予約はパリの警察署のウェブサイトより予約が出来ます。
リンクはこちらです。
午前中だとめちゃくちゃ待たされるという噂を聞いていたので、私は午後の時間を予約しました。
予約の仕方はこちらの通り
①まずはパリ警察署のHPへ
Toutes les démarchesと書いてある場所をクリックします。
②次のページでRessourtissants étrangersという欄が出てきます。
同じ枠内にあるToutes les démarchesという場所をクリックします。
③次のページのTitre de séjourと書いてある場所をクリックします。
④LES TITRES DE SÉJOURという画面が出てくるので、Ressortissants non européensをクリックします。
⑤次のページは細かいです…
配偶者ビザの更新に必要な情報、Vous êtes marié avec un Françaisと書いてある場所を探してください。
ここにVeuillez prendre rendez-vous à la préfecture de police en cliquant iciと記載されていますので、Iciと書いてある場所をクリックします（リンクが貼り付けてあります）
⑥次に出てくるのは下記のような画面です。
求められている情報を入力します。
⑦無事予約が取れると、Convocation（召喚状）という画面が出てきますので、これを印刷して手元に残しておきます。
これは実際に警察署に出向くときに必ず必要なものです、印刷を忘れずに！！
私は1年目の滞在許可が失効になる約4ヶ月前に警察署のウェブサイトで予約しました。
なのに、なんと4ヶ月半先まで予約がいっぱいで、最短で予約できてももうすでに1年目の滞在許可が失効してしまっているタイミングでしか予約できませんでしたｗ
原則として、滞在許可が失効する前に次の滞在許可証の申請をしなければなりません。
焦って警察署に確認しましたが、「予約を取っている、予約待ちである」ということが証明できれば、滞在許可が失効してからでも予約を取れ、滞在許可証を申請できるとのことでした。
なのでもし心配な方は、かなり早いですが、出来れば期限失効になる半年前ぐらいから予約しておいた方が良いと思います。
また、申請の際はフランス人国籍の家族も同伴しなければならないので注意。
ご家族の予定もしっかり確認しておきましょう。
書類準備に気をつけよう
提出しなければならない書類のリストをもらえるので、それを抜かりなく準備します。
よくあるのですが、フランスのお役所の人たちは、書類のリストに載っていないものを急によこせと言ってくることも…
例えば、3ヶ月分の住居証明書（ガスや電気代の請求書）を出すはずなのに、急に「半年分を出せ」言ってきたりする人も居ます。
何を言われても言いよう、何を突っ込まれても証明できる書類が出せるよう、出来るだけ多くの書類を持っていくことをおすすめします。
実際、私も急に「OFII（移民局）の書類と、雇用契約書を出せ」と言われて、かなり焦りました。
どちらも準備書類のリストに無かったのに…
幸い、OFIIに関する書類も、会社の契約書も全て持って行ってたので、トラブルにはなりませんでした。
（私の周りの外国人の知り合いも言ってましたが、OFIIの書類を出せと急に言われるのはあるあるらしいです…）
その他労働契約のコピーや給与明細のコピーなど、なるべく全部コピー作成して持参しましょう！
いざ警察署に申請
予約した日時に警察署に出向き、滞在許可証の申請を行います。
前述の通り、午前の予約はめちゃくちゃ待たされると聞いていたので、午後に行ったのですが、そんなに待たされることは無かったです。
それより、担当のおばさんがすんごく機嫌が悪く、ピリピリしていました…（この理由は後ほど）
全て書類が問題なく受理されたら、警察署からレセピセ（récépissé）という、仮の滞在許可証が発行されます。
本物の滞在許可証が発行されるまでは、このレセピセを使用してフランス滞在ができます。
レセピセの有効期限は半年間です。
滞在許可証の受取
滞在許可証が出来上がると、警察署（Prefecture）からSMSで連絡が来ます。
本当は来るはずですが、私のときは来ませんでした…！
レセピセ期限が失効してしまいそうで、いつまで経っても出来上がらないので、直接警察署に問い合わせたところ…
「いや、私たちはSMSを送ったわよ」と言ってきました。
送ってないか、電話番号を間違えているかのどっちかですｗ
結局、電話上で受取の日時の予約を取り、その旨をメールで送ってもらいました。
指定された持ち物を用意し、予約した日時に再度警察署へ行きます。
私のときは下記の物を用意して行きました。
・召喚状（Convocation）の印刷したもの
・パスポート
・古い滞在許可証（もし所持していたら）
・レセピセ
・269€分の収入印紙（事前にオンラインで購入できます）
受取当日、朝10時の予約でしたが、ものっすごい人がたくさん居ました…
これは…2時間ぐらいは平気で待たされそうと思いましたが、幸い1時間ちょっとで無事滞在許可証を受け取ることができました！
申請時の体験談
フランスの外国人の相手をするお役所の人たちは、意地悪をしてきたり、無理難題を押し付けてきたり、イライラしている人も多いです。
そんな人が担当に当たってしまうと本当に不幸、面倒で仕方ない…
しかし、彼らはフランス語・英語も通じない外国人を管理せねばならず、それなりにストレスが溜まっているんだろうと察しました。
実際私が滞在許可証の申請に来た日、色んな人が居ました…
日付を間違えて来ている人、写真が必要なのに準備していない人、書類をほぼ何も持ってこずに申請に来た人。
中には、滞在許可証の申請で来たにも関わらず、超重要書類であるパスポートさえ忘れて来た人も居ました。
私を担当してくれたおばさんは、最初かなりイライラしていました。
どうやら私の前の人が、かなりツワモノだったらしく…相当ストレスだったのか、私にもかなり当りが強かったです。
「不機嫌だからって関係ない人に当たるなよ！」と思いましたが、ここはフランス…
外国人の私たちはお願いして滞在許可をもらう身分なので、低姿勢、丁寧な言葉遣いを心がけ、決して感情を逆なでしてはいけません。
求められたものは全て完璧に出しました。
恐らく前の人に比べると、完璧に書類が揃っていて、よっぽどスムーズに終わったのか…おばさんの機嫌もすっかりよくなりました。
やれやれですな…
フランス在住の人に「滞在許可証取得エピソード」を聞くと、だいたいとんでもない話とか、死ぬほどめんどくさかった話等が盛りだくさん…
確かにめんどくさいし、時間はかかりますが、特別な事情を除き、しっかりと書類準備をし、担当者の機嫌が良ければ（ｗ）問題ないと思いました。
変なトラブルに巻き込まれないためにも、しっかりと書類準備をしておきましょう！
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